〜先制するも追いつかれ 勝ち星から遠ざかることついに二桁〜

我がガンバ大阪はベガルタ仙台とのホームゲームに臨み1-1の引き分けを喫した。0.6点分くらいはありそうな初瀬の完璧なキックを20番が押し込み、自身の二けた得点を達成。しかしその後追いつかれ最後に勝ち星を挙げてから二けた10試合遠ざかることとなり、順位も二けた10位だ。二けたという数に関りが多い今節だが何れも不名誉なものと言うのが、今のガンバの限界だ。前節に続き豪雨の中のゲームとなり、いろいろ厳しい面があっただけに勝ってほしいところだったが、無事今日も引き分け期待を裏切った。もう慣れた。





image

二桁のタイトルを目指してきたはずが二けたの順位で終わりそう…皮肉なものだ




前半からボールを持っていたのは仙台。斜めや縦への意識が非常に高く感じられた。ポジショニングに関してもそうした斜めや縦のパスに対するコースを確保するために広く陣形を保ち、再三のパスワークによる攻撃を仕掛けてきた。またセカンドボールの回収でガンバが大きく出遅れを喫し、反撃にしても相変わらず守備しかしない20番、そして裏抜けを信条とする赤崎はセカンドボールを回収で出遅れてるという状態となったはカウンターも繰り出せない。展開でイニシアチブを握られるということはこういう事だ。ボールを長く持たれるということは受け身になるしかないのだが、受け身になれるほど守備力はないのだ。初瀬の素晴らしいキックで先制こそ達成したものの、結局は崩されきってのゴラッソをぶち込まれ18試合連続失点という不名誉な記録を樹立した。






それでも徐々にガンバがペースを戻し始め、膠着の形相を呈してきた。と言うのも仙台がボールを握れどアタッキングサードの精度はガンバのそれと造作ない程度の選手しかいないのだ。野津田、西村、石原…それほどネームバリューのある選手たちではない。それに展開力に秀でた中盤の選手がいない分、攻撃は後ろから組み立てるしかない。あれでは時間がかかってしまいこちら陣形を整えやすい。互いに一撃ずつポストが阻んだが、いずれも崩したというよりは一瞬のスキをついた様な形で崩してのシーンでは無い。仙台の場面に至ってはこちらのミスだ。今野のCBはやはり厳しい。彼の長所を殺した上短所を目立たせる様な使い方だ。






後半中原を下げて泉沢を投入してからはガンバのペースになったがドフリーのあわせるだけのボールを盛大に蒸す20番を中心にからっきし。ヤットの胸の落としから見事な井手口はポストに阻まれ、泉沢の突破からのシュートは枠の外。むしろ時間が遅くなるにつれ、いつ勝ち越し弾を食らうかというヒヤヒヤな状況に陥る。この試合のスコアで二桁ゴールとなったらしい20番。いわゆる勝利打点は今年その中にいくつあるのだろうか…そして蒸してきたシュートや戦犯になった試合はいくつあるのだろうか。頼むから退団してくれ…最終的には双方決め手を欠きドローに終わりこれで10戦勝ちなしという不名誉極まりない記録を作ってしまった。ホームでの勝ちなし記録もこれで6。いくら長谷川政権の死を待つだけとは言えここまで勝てないのは正直耐えられない。ただただ待つ死の先にあるのは一体なんなのだろうか…クルピの就任が現実味を帯び(サントスがクルピを解任)てきた状況だが、来季へのイメージは一向に明るくなる事は無い。








にほんブログ村







湧太