〜ちゃんぽんを飲み干すが如く 勝ち点をもぎ取って上昇気流へ乗れ!〜

我がガンバ大阪は週末V・ファーレン長崎とのアウェイゲームに臨む。待ちわびた勝利をウィークデイ掴みとったガンバ、だが以前最下位なことには変わりなく、残留へ向けては6ポイント分の価値があるという意味のシックスポインターではあるのだが、一つ勝って浮かれるわけではないが、長崎ちゃんぽんを飲むが如くサクッと勝ち点を取って上昇気流へ乗りたいと思っている。普通に考えれば長崎には負けるはずはない。普通にできればポイント3は持って帰れる。舐めてるわけではないが、残留を目指すにしても優勝を目指すにしても勝ちはマストだ。


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東京、渋谷のスクランブル交差点のスクリーンにもようやくガンバ勝利が踊った。



・長崎について
正直よくわからん。というか知らん。知ってることなんか高木琢也が監督をやってるってことと先日初勝利を得たということくらいだ。大体長崎と言う土地のイメージは?と聞かれてもちゃんぽんとしか答えられない。ただ清水戦だけは見たが、いいゲーム、いいチーム、いいサッカーをしてる。普通にもっと防戦一方の無様な試合で清水が後手を踏んだだけかと思っていたが、確かに清水の低調もあったとは言え、長崎は勝ち点3に値するサッカーをしていた。





システムは3-4-2-1、ミシャ式で見慣れた戦術だがあれとは違い中盤で走り回るサッカーだ。重心は当然、後ろでとてもではないが面白いサッカーはしていない。ただプレスの強さは中盤の人数が多い分強い。走行距離もハイプレスの強度を示している。そしてそれについて自分で書きたいし書こうと思ったのだがあまりにも精度が良く、そして解剖されてる記事を見つけてしまったので、書く気が失せた。プロのライターの分析力すげーわ






これを踏まえた上でのガンバから見た対策点を次項でみっちり書く。




・ガンバについて
1つ勝ったからといって未だ最下位なことには変わりないガンバ、だが逆に1つ勝ったことをポジティブに捉えて明日を戦うしかない。そして実際ポジティブな要素は少なくない。2点差をつけての勝利、久々のクリーンシート、中盤のバランスにようやく目処、藤本の復帰…長沢の負傷交代と連戦による疲労とを天秤にかけても比重は悪くないはずだ。





さて対長崎で考えられるのはまずボールは極端に支配できるだろう。清水もそうだった。3-4-2-1とはいっても所詮は5バックだ。回せることには回せる。バイタルにもサイドにも出せればクリティカルヒットは見込める。ただ個々の能力と反比例して運動量は非常に多くプレスは非常に早く的確だ。長崎の中盤はホルダーに1枚、コースに1枚、必ず入ってこれている。例外はほぼない。端的に言うとパスをチンタラ回していると普通に取られる。スピードのあるプレイヤーが多い分カウンターは強烈だ。そして最近2トップ気味に構える場面も見受けられるのでカウンターを完結させられる力は上がってる。対策としては早くそして正確にパスを回すことだろう。そして早い段階で決めるところできめておく。運動量の面で差が見られるような時間にスコアレスであれば、長崎のホーム初勝利は現実味を帯びるだろう







ディフェンスとしては磐田戦のようにスリーバックとボランチの間を分断するように素早くプレッシングする事が肝のように思える。ビルドアップ能力がそれほどあるとは言えない選手たちではあるが、高い位置からプレスをかけ、全体を間延びさせられれば必ず致命的なスペースやミスは生まれてくる。従ってこれは単にディフェンスと言うよりは攻撃にも関与する。相手も相当追い回してくるだろうが、こちらとしても"かち合う"必要があるだろう。ディフェンス方法に関しては同じなのであとはどちらが我慢して走りきれるかにかかっているだろう。





そして記事内で唯一おやっと思ったのは3-4-2-1の攻撃方法についてだ。まず今長崎には強烈なワントップはいない。鈴木武蔵は優秀なFWであることは認めるが、前線で圧倒的なプレイを任せられるタイプではない。むしろワントップとしては心もとない。強力な外国人として例に挙げられているファンマはいまいち力量不足なようで、彼がワントップに入ると迫力的にはかなり落ちた。パワーのある選手だがそれ以外が単調なので、J1ではなかなか本領を発揮できていない。鈴木武蔵がワントップに据えられたり、ツートップ気味に構えたりしているのはJ1の壁に苦しんでいると言うほかない。だからかなりシャドーの選手が前に出てきたりする部分があり、基本的には地上戦が攻撃手段になっている。スリーバックなのでウイングが上がってくる場面は時間の進行と比例して少なくなる。攻撃は一辺倒になる。対策は施しやすいはずだ。






・このカードについて
通算1勝1敗。アウェイではガンバが勝利。ホームでは長崎が勝利。あの頃にガンバにいた選手でまだ残ってるのはジェソク、遠藤、今野、倉田くらいになりました…













湧太